お知らせ

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2022/01/31

潰瘍性大腸炎で請求し不支給、障害年金は無理ですか?

相談内容

33歳男性。潰瘍性大腸炎で障害年金を請求しましたが障害の程度が軽いとされて不支給でした。営業職で全道を車で回っていましたが難しくなり、現在は事務職で社内勤務です。

症状は一進一退です。障害認定日当時は、入院時期と通院時期両方ありました。不支給となりましたが、働いていると障害年金は難しいのでしょうか。

回答

就労状況や日常生活状況などを整理し直し、再度請求を検討されては如何でしょうか。
働いているから障害年金がもらえないということはありません。障害年金が該当になるかどうかは、障害の重さで決まりますので、働いていても障害の程度が重いと認められた場合は支給されます。

お話から、障害認定日当時は入院と通院の両方の時期があったということですので、診断書が入院時の評価で作成されているかを確認下さい。入院期間があるということは、症状が一定重いため入院治療が必要であったと推測されます。難病は寛解を繰り返すこともありますが、完治は難しいとされています。

全身性エリテマトーデス、大腿骨頭壊死、請求は?

相談内容

30歳女性です。17歳の時に膠原病でステロイド剤使用による治療を開始、全身性エリテマトーデス(SLE)と診断されました。その後22歳の時、両大腿骨頭壊死で人工関節置換術を行いました。内科、リウマチ内科、整形外科受診の経緯があり、病歴が複雑です。

自分で請求を試みましたができませんでした。見た目は健康そうで障害年金は該当しないと相談窓口で言われましたが、私は請求できないのでしょうか。

回答

事後重症による20歳前の障害基礎年金の請求が可能と思われます。

「ステロイドの投薬による副作用で大腿骨頭無腐性壊死が生じた場合には、相当因果関係ありとして取り扱います。」とされています。従って膠原病と両大腿骨頭壊死で人工関節置換術を行ったことの相当因果関係を確認して、準備するのがよろしいと思います。診断書は、少なくとも膠原病と人工関節置換術分の2種類が必要でしょう。3科にまたがった病歴の整理は大変と思いますが、見た目には関係ありませんので、頑張って請求されることをお勧めします。なお初診日が20歳前ですので、保険料納付要件は問われません。

統合失調症の55歳の息子、不支給となったが?

相談内容

55歳の息子の相談です。統合失調症で障害基礎年金を一度請求しましたが、障害の程度が軽いとされて不支給でした。息子は10年近く引きこもり状態で、80歳の母親の私と2人暮らしです。「監視されている」「電磁波攻撃を受けている」など不穏な言動があります。日常生活は、食事や洗濯、買物などほとんど私が行っています。

私も80歳を過ぎ体調を崩しており、息子の今後が不安です。障害年金どうにか該当にならないでしょうか。

回答

日常生活状況を再度整理し、主治医に相談して請求することをお勧めします。

お話から2級に該当の可能性は高いものと思われます。一度不支給になっていますが、日常生活状況で主治医にきちんと伝わっていない部分があるかもしれません。

再度整理し、主治医に相談し請求することをお勧めします。診断書の内容はもちろん、病歴・就労状況等申立書の内容も大事になります。なお令和2年10月1日から不支給となった方が再請求する場合、受診状況等証明書などの前回証明書類を利用できる場合があります。窓口でご相談下さい。